urizunうりずん

2015年02月11日 15:14

通勤手段が公共機関になったのと、待ち時間などの寒さを少し

でも紛らわすために、文庫本を持ち歩いて読むことにしています。


恋愛モノや人生モノは今はちときついので、もっぱらサスペンス

とかミステリーとかそういった類のものに・・・。


困ったことに、待ち時間とか乗ってる時間が短いので、エッセイ

ならまだしも、展開が勝負の内容のサスペンスものはさっぱり

進まないまま到着点に着きます。


そんでもって翌日は前の日の展開を忘れてたりして・・・。(笑)

やっぱエッセイにすべきなのかも。


そういえば、昔読んだ本の登場人物のセリフが、頭の中に声と

なって良く聞こえてきます。

江國香織さんの最初の頃の小説『ホリーガーデン』の中で

芹沢さんだったかが発した一言だったと思います。

「やるべきことをやらないというのはよくないよ」


登場人物としては薄い方だったのに、なんでかいつもここぞと

いう時にこの言葉が聞こえてきます。


なんか自分の考えがぐちゃぐちゃしてる時とか、人のやってる

事がすごく素晴らしく見えて自分がちっぽけに思えてる時とか、

まぁいろいろ・・・。とにかく前向きでないとき。


この声が聞こえると、すっごく考えがシンプルになります。

そう、今は子育てと仕事だよね・・・って。

不思議だけど、この声の現象はかれこれもう20年近く続いてるかも。

本や映画やドラマには素敵なセリフがたくさん出てくるけど、私の中の

一番はきっとこの言葉なんだろうな・・・と。


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