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2021年04月24日

父の話⑧

父の回復の経過は以前書いたような気がします。

落ち着きが全くなく、動き回ったり、1日に何度も服を脱いでは新しい服を着たり。
椅子に10分と座り続ける事が出来ず、表情もなく。死んだ魚の目と私は呼んでいましたが、反応もない無表情。
完全におかしくなっています。
大腸がんの術後には排便障害があるらしく、訪問看護の看護師さんが来て下さる特には、摘便や浣腸をしてもらいすっきりするのですが、それ以外の日には、朝から母に便秘屋さん(看護師さん)を呼べ、との一点張りでした。

夜も寝ないで全ての電気をつけて、私の部屋に勝手に入ってきたりします。母も起こされます。
睡眠が妨げられるのは辛いです。
安心してある程度まとめて眠りたい、せめてそれだけでも何とかしないと自分たちが倒れてしまう。

薬の副作用かと、妹にメールして全ての薬の副作用を一緒に調べたり、寝付くまでマッサージしたり、いろいろしましたが改善せず、藁にもすがる思いで、私がお世話になった鍼灸院へお願いしました。

脈を見ながら鍼を差して下さるところで、最初は脈が飛んでおかしかったそうです。
二時間ゆっくりしてもらえて、遠方ですが毎週連れて行きました。
するとだんだん夜寝れるようになってきて、脈も整いました。

次は認知症やパーキンソン病の検査が目白押しで、高い検査もしました。
結果は認知症で、パーキンソン病やレビー小体型認知症ではないとの診断でした。

次に頼ったのは漢方薬。認知症にも漢方薬は効果があるとの事で、飲ませました。

結果、時間の経過なのか、漢方薬の効果なのか分かりませんが、物忘れはあるものの普通に身体も動き、全て自分の事はゆっくりですが自分で出来、お酒も飲み、生活できるようになりました。

免許だけは返納させます。一度も運転させていません。最初はめちゃくちゃ揉めました。本人は自分はボケてないと思ってるので、鍵をよこせと怒って1日絡んできます。
病院の先生二人から説得してもらい、やっと納得してくれました。

もともと仕事人間で水曜日しか休みなく、ゴルフ以外の趣味もなかったので、今は暇をもて余しています。

要介護1の認定も、次回は外れることは間違いないので、週一通っているデイケアもなくなるかもしれません。

それはそれで喜ばしい事です。  


Posted by urizunうりずん at 22:38Comments(0)

2021年04月18日

コスメ

昨日51歳になりました。

私は肌が弱いので(22歳くらいの時に外資系の化粧品アレルギーになった)、まずは国産メーカーが第一です。

また敏感肌なので、刺激の強いものも無理。

唇はさらに敏感でリップクリームや口紅はかなり渡り歩きました。

この歳になってやっと落ち着いた感じです。

クレンジングは、目元、口元だけ江原道の拭き取るクレンジングウォーター。それ以外は石鹸で落ちるラインのmimc を使ってます。

洗顔は老舗日本酒のメーカーの金沢の福光屋のアミノリセの石鹸。びっくりするくらい濃密な泡が手でも作れます。泡切れも良いです。
小さいサイズ650円でもかなり持ちます。

化粧水は同じく福光屋のアミノリセのローション。何年も使ってますが頬の大きなシミがきれいに消えました。6000円くらいで3ヶ月は持ちます。

美容液は同じく福光屋のアミノリセの美容液。8000円くらいで3ヶ月持ちます。(ケチケチ使ってるかも)
たまにファンケルやmimc の試供品も使います。

乳液やクリームは使いません。
立ち読みした美容の真実的な本に必要ないと書いてありました。

リップクリームはイナータス。
SK-IIのリップリペアが廃盤になり、福光屋のリップが製造中止になり、これに行き着きました。
分厚い私の敏感唇が大丈夫たから、唇の荒れに悩む人は一度お試し下さい。
Amazonで2300円で出てます。4ヶ月くらいは楽勝持ちます。

メイクは口紅以外は、すべてmimc。
発色がきれいですし、石鹸オフ出来ます。下地、ファンデーション、アイブロウ、マスカラ、アイラインを使ってます。高いからコツコツ集めました。使ってもさっぱり減りません。

口紅はクレ・ド・ポーのルージュルミヌの12番グレナディン。ザクロのような深みのある色味で、口紅とグロスの中間の質感で私は荒れませんし、今まで使ったどの口紅より気に入ってます。艶がありますがベタベタしない。

私が使うのは割りと廃盤になるので、ストックもあります。本当にコツコツ買いました。

いいかもと手を出して使わないのが一番もったいないので、使いきれたアイテムを浮気せずに使い切る。それなら無駄がないから多少高額でもいいだろう、との持論です。

今のところ納得行く効果が出ています。
  


Posted by urizunうりずん at 23:23Comments(2)

2021年04月11日

父の話⑦

介護の話。

6年前に離婚するために実家に帰ったのですが(最初は逃げた)、沖縄にいる間も、両親の病気や父の会社で何かあれば、長女だから私が帰ることになるのだろうとは覚悟していました。

願わくば次男がある程度大きくなってからなら助かるけど、との望みはありましたが。

急に明日から生活を変えろというのは避けれますようにと願ってましたので、それは思い通りになり、心の準備も出来、有難かったです。

入院手術→病気が治る

という図式しか思い描いてなかったので、まさか認知症の介護がすぐにやってくるとは思わず、この点においては全く心の準備が出来ていませんでした。もっと段階を踏んで症状が悪化するもんだと。

会社でガラケー、しかも電話のみしか使えなかった父に、新しくシルバー世代用のスマホを渡していました。やはり使えるのは電話のみで、メールもラインも無理でした。

入院したからは1日に何回も、母のみならず私や県外在住の妹にまでかかってくる始末。
コロナで面会が全く出来ない時期でした。
荷物の受け渡しもエレベーター前まで。

救急車で運ばれて、いきなりカテーテルでの応急処置を受け事なきを得ましたが、パニックだったのか、家に帰る、迎えにこい、タクシーで帰るのに追い剥ぎにあって服もお金もないからすぐに届けろ、などの電話です。

母はノイローゼになりそうと文句をいい、居留守を使うと、私や妹にかかってくる(笑)

ある日、スマホを落としたらしく、電話機能のみ壊れてしまいました。
母も私も、これで電話から解放されると思ったのが過ちでした。

ここから急速に認知症が進んだ模様です。
高齢者は違う環境にいると急速に認知症が進むこともあるそうで、さらに面会がないと大変やしいのです。

手術が終わり、麻酔が覚めるとせん妄(意識の混乱)が起こるのですが、せん妄なのか認知症なのかグレーで分かりません。

ついには公衆電話から、看護師さんが陰謀を企んでいるから危険だ、とか、お金がなくなった、とか、病室は盗聴されている、とか被害妄想の電話をかけてきました。

退院も、おそらくせん妄ではなく認知症でしょうと言うことで、老人病院に転院するかという話しも出てきました。

母はこれ以上入院して認知症が進むのは避けたいと、一刻も早く退院させたがりました。

ソーシャルワーカーの方から、退院後の介護保険認定の話し、訪問介護の利用の話しを聞いても、必要ない、私がしてみせるとの勢いで、説明を聞くのも上の空でして、同席した私が聞きました。

けれど、父が退院してほどなく母は音をあげました。

現実はなかなか厳しいものですね。
排泄の世話、粗相の後始末、理解出来ないので何も聞いてもらえない、じっと出来ない。
私も会社から早々に帰ってきて交代しますが、これが続くと自分がヤバいぞと怖くはなりました。

今まで見ているようでちゃんと理解してなかった介護のニュースや記事などを必死で読むようになりました。
  


Posted by urizunうりずん at 12:00Comments(0)

2021年04月04日

父の話⑥

つらつらと面白くもない備忘録になってきてしまいました。まあ一年間まるまるかかったので長くもなりますが、特に5月はきつかったです。

前にも書きましたが、次男のあと一歩で三桁万円のゲーム高額課金もあり、もう精神的に追い込まれました。

熟女バーだったか熟女パブだったか、募集年齢が30代から40代で、落ち込みましたし。

ちょうどゲーム問題が解決したすぐあとに、父が救急車で運ばれました。

すぐに大腸がんの診断がおり入院。腸閉塞を起こしていて、遅れていたら虫垂破裂などで命に関わっていたくらい危機一髪でした。
大腸がんステージ3。

1ヶ月と一週間入院し、健康保険三割負担で、限度額医療証を使ってもトータルで30万円近い支払いでした。

生命保険はすでに3月に財産として渡していました。当然解約されて、解約返戻金が、破産財団に組み込まれます。

私の中に、もしかしたら解約返戻金に影響なければ、入院保険金を少しでも請求できるかもしれない、という考えが浮かびました。

恥を忍んで、ダメ元で、破産管財人の弁護士の先生に電話しました。

解約返戻金に影響ないのであれば、いただける範囲で十分なので、入院保険金を請求させていただけないか。もちろん債権者の方に迷惑がかかるようなことは避けたいので、影響があるなら請求はしません、と。

破産管財人の弁護士の先生も、生命保険会社に確認しないと返答出来ないが、事情は分かったし、まだ保険は解約してないので、できる限りの事はしますとおっしゃって下さいました。

結果が出たのは本当にかなり後でしたが、破産管財人の弁護士の先生が本当に親身になってくださり、本来ならあり得ない提案をいただきました。

解約ではなく、契貸。

解約では750万円の解約返戻金の予定でした。
一方、契解では600万円未満。破産財団に組み込まれる資金が150万円低くなります。
裁判官と何度もやり取りして下さり、十分な財産を差出た事、高齢かつ再発の恐れがある病気で、今後保険も加入出来ないこともあり、残すのもやむ無しと。

契貸、つまり契約者貸付け制度は保険が失効しない範囲で積み立てた保険料から借り入れできる制度です。もちろん利息はつくので、死亡保険金は借り入れ金にどんどん利息がつくので少なくなります。それでも保険が有効である以上、再発しても請求出来るのです。

最後に裁判官から、弁護士の先生が本当にいろいろ試行錯誤して便宜を図って下さった事のお話がありました。

私も最初は断りました。
有難いけれど、150万円も減るのは債権者の方に迷惑をかけるので、解約して下さいと。

けれども、先生は契貸で大丈夫ですと最後まで言って下さいました。
本当に有難い事でした。

契貸も生命保険会社の方とやり取りし、破産管財人の口座に支払うように書類を作ります。
支払いが終わると、生命保険の証券を返していただき、入院保険金と手術保険金を請求することが出来ました。


  


Posted by urizunうりずん at 22:27Comments(2)